人はみな妄想する ジャック・ラカンと鑑別診断の思想
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2016/11/
2016/12/13
松本卓也『人はみな妄想する ――ジャック・ラカンと鑑別診断の思想』(青土社)読了。主題がはっきりしていて、文章も平易でとても理解しやすかった。医学博士としてこれだけの仕事をしあげるのはすごいなあと思う。てか自分と10歳しか変わらないってマジか。 内容紹介
國分功一郎氏、千葉雅也氏がいまもっとも注目する著者!!
気鋭の精神医学者がジャック・ラカンの思想の核心にせまる。
本書は、精神病か神経症かを判断する「鑑別診断」に、
思想と臨床の両方から光をあて、
まったくあたらしいラカン像を提示しようとするまさに画期の書である。
そこから50年代、60年代、70年代と
ラカンに一貫したテーマがはじめて浮かび上がってくる。
國分功一郎氏、推薦文より
この本は現代思想の諸問題を、
高解像度の衛星写真のように写し撮る。
クローズアップして細部を観察するもの、全体から道順を読み取るのも、
読者の操作次第である。我々はここに、
思考のための最高のツールをまたひとつ手に入れたのだ。
千葉雅也氏、推薦文より
こころの問題を考えるすべての人が、本書から決定的な
ヒントを得るでしょう。かつてなく明晰な、
ラカンを深く知るための新基準。